こんにちは。岐阜県可児市にあります、しばた歯科可児おとなこども矯正歯科矯正認定医の愛実です。
はじめに:見た目だけじゃない「すきっ歯」の問題
鏡を見るたびに気になる前歯のすき間…。
いわゆる「すきっ歯(空隙歯列)」は、見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病、発音、噛み合わせなど多くのトラブルを引き起こす原因にもなります。
「気になるけど、今さら治療するほどじゃないかも」
「子供がすきっ歯だけど、永久的に生え変われば治るかな?」
そのようにお悩みの方は、この記事が必ず参考になります。
今回は空隙歯列の原因・放置のリスク・治療方法を矯正認定医の立場から分かりやすく解説していきます。
また、しばた歯科で実際に行っている診断の流れや、治療を決断したスタッフのリアルなエピソードも紹介します
目次
- 空隙歯列(くうげきしれつ)とは?
- 空隙歯列になる原因
- 空隙歯列を放置するとどうなる?
- 空隙歯列に悩む方へ
- 歯科医師へ相談するメリットとは?
- 空隙歯列の治療は「選択肢が多い」理由
- よくある質問(FAQ)
- 実際すきっ歯で悩みを抱えていたスタッフのエピソード
- まとめ
①空隙歯列(くうげきしれつ)とは?
空隙歯列とは、歯と歯の間に明らかなすき間がある状態のことを言います。
特に前歯にすき間があると、笑った時の見た目が気になったり、発音に影響が出たりすることがあります。
特徴
・前歯の中心(正中)にすき間がある「正中離開(せいちゅうりかい)」
・奥歯を含め、全体的に歯間にスペースがある「全体的空隙歯列」
・子供の場合は、生え変わりの過程で一時的にすき間ができることもあります
実はすきっ歯は子供と大人で原因と注意点が大きく異なるため、年齢に合わせた診断と治療が必要です。
すきっ歯の”軽度・中度・重度”分類
軽度:前歯の間に1㎜未満のすき間
中度:前歯の間に2〜3㎜のすき間
重度:前歯の間に4㎜以上or全体的なすき間
重度になるほど、噛み合わせや発音への影響が出やすくなります。

②空隙歯列になる原因
空隙歯列の原因は大きく分けて先天的なものと後天的な習慣や環境によるものがあります。
また、「歯」だけの問題ではなく、骨格、筋肉(舌)、呼吸、習慣が複雑に関わっています。
そのため自己判断では原因を特定できません。
歯科医院で精密検査を受けることで、はじめて正確な理由がわかります。
1.上唇小帯(じょうしんしょうたい)
上唇小帯とは前歯の上側歯茎の中央にあるスジのことです。
上の前歯と前歯の間に上唇小帯が入り込むことが原因で、すきっ歯になる場合があります
2.矮小歯(わいしょうし)
矮小歯とは乳歯から永久歯に生え変わった時に、他の歯と比べて異常に小さい歯のことです。
歯が並ぶためのスペースが余ってしまうため、隙間ができやすくなります
3.過剰な舌の癖(舌突出癖)
飲み込む時に舌を前に出す癖があると、前歯を押し出してすき間ができやすいです
4.指しゃぶり、口呼吸
指しゃぶりや口呼吸など、口腔週癖が原因で歯の位置や傾きが変わり、すき間が生じることがあります
また最近特に原因として多いのが口呼吸です
口が常に開く→舌が低い位置になる→歯を外側から支える力が弱くなる
これによって前歯が前方に押し出され、すき間が生じやすくなります
5.歯の欠損や先天的欠如
もともと生えるべき永久歯がない場合(先天的欠如)や、虫歯で早期に歯を失った場合にも空隙ができます
6.遺伝が関係するケース
ご家族や兄弟にすきっ歯が多い場合は、骨格性の要因が強いことがあります
③空隙歯列を放置するとどうなる?
「見た目だけの問題だから・・・」と考えて治療を先延ばしにされる方が多いですが、実際は下記のような問題が起こります。
1.虫歯や歯周病のリスク増加
すき間部分は、”溝”のようになり、汚れがたまりやすくなります
2.食べ物が挟まりやすくなる→慢性的な炎症へ
食べかすが入り込むと、歯茎が慢性的に腫れることがあります。
特に奥歯のすき間は、
・歯肉炎
・口臭
・歯周ポケットの悪化
につながりやすいため、注意が必要です。
3.発音への影響が残る
「さ行」「た行」の発音がしにくい方は要注意
息が抜けるような発音になるため、人前で話すのが苦手になる方も
少なくありません。子供の場合は、
学校での発音指導で”舌の位置”を指摘されることも増えています”
4.見た目のコンプレックスが心理面に影響
大人・子ども共通して多いのが、
・笑うと恥ずかしい
・人前で話したくない
・写真が苦手
といった心理的負担です。実は、コンプレックスを抱えている期間が長いほど、治療後の満足度やQOL(生活の質)が大きく向上します。
④空隙歯列に悩む方へ:矯正治療で改善できます!
空隙歯列は、矯正治療によって改善が可能です。
1.ワイヤー矯正
・歯にブラケットを装着し、ワイヤーの力で歯を動かします
・比較的強い力で、歯を動かすことができるため、重度のすきっ歯にも対応可能です
2.マウスピース矯正(インビザラインなど)
・透明なマウスピースを定期的に交換しながら、徐々に歯を動かします
・装置が目立ちにくく、取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすいです
3.小児矯正(MRC)
・口腔習癖(舌の位置や呼吸)を改善しかなが、根本的な原因から空隙歯列を予防します
矯正治療は「見た目を整えるため」と思われがちですが、すきっ歯治療では、機能改善の目的も非常に重要です
🔍すきっ歯治療のポイント
・歯を”寄せる”だけでは不十分
・舌の癖・呼吸・噛み合わせを同時に整える必要がある
・子供と大人で治療法が異なる
・矯正だけでなく、ダイレクトボンディングやベニアを
併用することがある
⑤歯科医師へ相談するメリットとは?
1.成因を見極めて治療方針を明確化できる
・顎と歯のバランス、舌の癖、筋機能などを総合的に診断してくれるのが歯科医師の強みです
2.矯正だけでなく総合的な口腔管理が受けられる
・虫歯や歯周病のリスクを見ながら、必要なタイミングで治療を進められます
3.子供の将来を見据えた治療計画が立てられる
・「今治せば将来の抜歯や外科手術を避けられるかも」というケースも多く、早期相談が有効です
また当院の矯正医は日本で数少ない(約3,100人)矯正認定医が対応させていただきますので安心して治療を受けられます
⑥空隙歯列の治療は「複数の選択肢」がある
✅矯正での治療
期間はかかりますが、歯を削らずに治すことができます
✅ダイレクトボンディング
歯に直接レジン(樹脂)を盛り足すことで、
すき間を自然に埋める治療法です
比較的安価で1日で治療が完了しますが、
変色や欠けのリスクがあるため定期的なメンテナンスが必要です
✅ラミネートベニア
セラミック製の薄い板を歯の表面に貼り付け、形や色を整える治療法です
美しい仕上がりになりますが、健康な歯を削る必要があります
ダイレクトボンディング、ラミネートベニアは「すぐに見た目を変えたい」「長期間の矯正は避けたい」という方に向いています。ただし、適応には条件があるため、必ず歯科医師と相談した上で選択することが大切です。
⑦よくある質問
Q1 子供のすきっ歯は自然に治りますか?
A. 乳歯期は自然治癒することもありますが、舌癖、呼吸、骨格の問題の場合は自然には治りません。
Q2 大人でも治療できますか?
A. 治療可能です。
Q3. 治療費はどのくらい?
A. 小児矯正(混合歯列期) ¥440,000(精密検査別途¥10,000)
成人矯正 マウスピース ¥825,000(精密検査別途¥10,000)
成人矯正 マルチブラケット メタルワイヤー ¥880,000(精密検査別途¥10,000)
成人矯正 マルチブラケット ホワイトワイヤー ¥935,000(精密検査別途¥10,000)
ダイレクトボンディング 1歯 ¥33,000
ラミネートベニア 1歯 ¥110.000
またデンタルローンでのお支払いも可能ですので、一括で支払いが難しい。。。
という方でも一度ご相談ください。
⑧実際にすきっ歯で悩んでいたスタッフのエピソード
「笑うとすきっ歯が目立つ…マスクを一年中つけています」
そんな悩みを抱えていたスタッフのエピソードをご紹介します
すきっ歯に悩み続けていた女性が、矯正で変えた日常と笑顔
「笑うとすきっ歯が見えるから。。。口閉じて写真映らなゃ」
写真を撮るたび、目に止まるのはいつも”笑っていない自分”の写真ばかり
カメラを向けられると、反射的に口をつむってしまう。
その理由は、小さい頃からずっと気になっていた「すきっ歯」でした。
20代の女性スタッフAさんはこう語ってくれました。
「すきっ歯って同級生の子にからかわれたこともあって。。。だから中学生の頃からずっと、歯を見せて笑う時は口元を手で隠して笑う癖がついてしまいました。高校に上がって気づけば、マスクをすれば周りから見られることはないと思ってマスクが手放せなくなりました。」
大学生になっても、その悩みは変わらず、コロナ禍をきっかけに始まった”マスク生活”はスタッフAさんにとって唯一の安心材料でもありました。
どれだけ暑い日でも、運動会の日でも、マスクをつけていたそうです
そんな時、大学の友達が矯正を始めたことをきっかけに、「自分も歯並びを治して、マスクのない生活を送りたい」と思うようになりました。
精密検査を行ったところ、スタッフAさんの前歯には歯と歯の間に1~2mmほどの隙間があり、空隙歯列(すきっ歯)の状態であることがわかりました。
幸いにも噛み合わせや、顎関節の問題は見られませんでした。
矯正期間は一年半で前歯の隙間がどんどん埋まっていく瞬間は今でも忘れられないと話していました。
今では、マスクも手放し、写真を撮る時も歯を見せて笑うことが増え、自分に自信を持てるようになったと話しています
左のように前歯を隠すように写真を撮っていましたが今ではこんなに笑って撮れるようになりました!
矯正治療は「見た目」だけじゃない。心も変わる
矯正治療というと、どうしても「見た目をよくするためのもの」と思われがちです。でも実際には、「自分に自信を持てるようになるための治療」でもあります
スタッフAさんのように、すきっ歯を理由に笑顔を隠していた方が、治療を通じて本来の笑顔を取り戻す。
それは、ただ歯が並んだだけでは得られない、大きな変化です。
「もうマスクで口元を隠す生活は終わらせたい」
「思いっきり笑いたい」
そんな悩み一度誰かに話してみるのも何か一つのきっかけになるかもしれません
⑥まとめ:すきっ歯は治療できる。まずは相談を!
空隙歯列は見た目の問題にとどまらず、将来的な歯の健康や全身の健康にも影響を与える可能性があります。「様子見」で放置せず、一度歯科医に相談してみることで、安心と選択肢を手に入れることができます。
すきっ歯に悩むあなたへ、今が変わるチャンスです。
・お子さんのすきっ歯が心配な方も
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[参考文献]
日本矯正歯科学会「歯列・咬合異常について」https://www.jos.gr.jp/
Little RM. “The irregularity index: a quantitative score of mandibular anterior alignment.” Am J Orthod. 1975.→矯正治療の必要性の判断や、治療前後の変化を定量的に比較する際の基準
Proffit WR, Fields HW. Contemporary Orthodontics. 5th ed. Elsevier; 2012.→矯正治療の成長発育理論、診断、治療計画、装置の設計と使用法など、基礎から臨床応用までを包括的に解説
この記事を書いた人

医療法人AKATSUKI しばた歯科可児おとなこども矯正歯科
監修:医療法人AKATSUKI しばた歯科可児おとなこども矯正歯科 日本矯正歯科学会認定医
柴田愛実