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「オールオン4って危険じゃないの?」
「失敗する人もいるって聞いたけど大丈夫?」
患者さんがインターネットで最も多く検索するのは、費用に次いで「リスク」や「危険性」に関する情報です。歯をすべて失った方にとって、オールオン4は“人生を左右する大きな決断”だからこそ、不安や疑問は尽きません。
この記事では、オールオン4における失敗例やリスク、その正しい対処法を最新の論文や臨床データとともに解説します。結論から言うと、危険性は「ゼロ」ではありませんが、適切な検査と歯科医師の経験、そしてメンテナンスを徹底すれば高い成功率が期待できます。

「インプラントやオールオン4には興味はあるけど、体の中に異物を入れる危険性はないのですか?」
このような、ご相談も多く受けます。まずは、よくある「危険」と言われるケースをご紹介します。
1. よくある「危険」と言われるケース
① 骨と結合しない(オッセオインテグレーション不全)
インプラントの大前提は「骨としっかり結合すること」。全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症)、喫煙習慣がある場合はリスクが高まります。
また、特にオールオン4は即日に仮歯が入り「噛めて」しまいます。
噛めるからと、通常のお食事にしてしまうとせっかく骨とインプラントのネジがくっついてきたのに、噛むことによって微細な動揺が発生しオッセオインテグレーションが阻害されインプラントのネジがうまくくっつかなくなる可能性があります。
場合によっては、インプラントのネジが抜けてしまい再埋入しなくてはならないこともあります。
例え話で表現するなら、家の土台が柔らかい地盤だと柱がしっかり立たないのと同じです。

② 感染や炎症(インプラント周囲炎)
感染や炎症を放置すると、炎症は歯茎だけでなくインプラントを支える骨にまで広がります。
進行するとインプラント周囲の骨が吸収され、最終的にはインプラントが脱落してしまうこともあります。
例え話で表現すると、 高級な植木鉢を買っても、水やりや管理を怠れば枯れてしまうのと同じです。

③ 手術の合併症(神経損傷・出血)
下顎管や上顎洞に近い位置に埋入すると、神経損傷や副鼻腔への穿孔が生じるリスクがあります。
例え話で表現するなら、 カーナビなしで山道を走れば、誤って危険な道に入ってしまうのと同じ。CT診断が必須です。

④ 噛み合わせ不良による破損
噛む力が強すぎると、補綴(上部構造)が割れたりネジが緩んだりすることがあります。
例え話で表現すると、靴に合わないサイズを履くとすぐ壊れるように、噛み合わせも精密な調整が不可欠です。

2. 失敗を避けるための正しい対処法
1. 徹底的な術前検査
CT撮影・全身検査・既往症確認。
2. 経験豊富な歯科医師を選ぶ
オールオン4は埋入位置と角度がシビア。症例数の多い医院を選ぶこと。
3. 仮歯での噛み合わせ確認
本番前に調整を繰り返すことで破損リスクを低減。
4. 定期的なメンテナンス
半年ごとのプロフェッショナルケアで周囲炎を予防。
当院でもオールオン4治療の成功率を高める対策として、事前の診査を入念に行なっております。写真などの2次元的な資料だけでなくCTやスキャナーの3次元的な情報から詳しく計画を立てていきます。
また、院内併設の歯科技工所と専属の歯科技工士とのタッグで仮歯の製作から調整までが最短時間で行えます。通常であれば、歯科医師が調整し作り替えが必要であれば外部の技工士に指示を出して郵送してと、時間がかかる工程が大幅に短縮できる環境です。
手術自体も患者様がリラックスして受けていただける様「うたた寝治療」(静脈内鎮静法)で受けていただける体制が整っております。基本的に手術自体も日曜日に行われることが大半ですのでご自身での運転が心配な方でもお連れ様が送迎できる様に調整しております。
また、万が一インプラント体がうまく自分の骨とくっつかなくて抜け落ちてしまった場合でもリカバリーできる環境です。実際、こういったトラブルも多くはありませんが過去にリカバリーし再埋入ではうまく成功したケースもありますので安心して受けていただけます。
手術後のケアについても、長期的にオールオン4を使用していただける様インプラント・オールオン4専任の歯科衛生士が対応いたします。他職種で連携して対応できる歯科医院です。

3. 論文が示すオールオン4の安全性
• Maló P, et al. All-on-4 immediate-function concept with Brånemark System implants: a 10-year retrospective clinical study. (Clin Implant Dent Relat Res. 2011)
→ オールオン4の10年生存率は約94%と非常に高い。
• Pjetursson BE, et al. (2004) → 補綴トラブルはあるが、修理可能な範囲に収まるケースが大半。
結論:危険性はあるが適切な管理で成功率は90%以上。
4. 患者さんに伝えたいこと
• ネットにある「失敗談」は一部であり、多くの症例は成功している。
• 失敗を避けるカギは「医院選び」「検査」「メンテナンス」。
• 不安を感じたら必ずセカンドオピニオンを活用する。
実際、患者さんで多くある不安事項として「手術の痛みが不安」「他院では、骨がないから総入れ歯しか選択肢がないと言われた」といった不安で相談も受けます。
あなただけでなく、みなさん不安、心配どころは同じです。
患者さまに安心して通っていただけるよう、これからも不安を和らげる丁寧な対応を心がけてまいります。

まとめ
オールオン4は「危険」という言葉で不安を煽られることが多いですが、論文データや臨床実績から見ると極めて高い成功率を誇る治療です。大切なのは、リスクを理解し、それに備えた医院選びと術後ケアを行うこと。
当院では、難症例にも対応できる外科出身ドクターがCT・デジタルガイドを駆使して精密に治療を行い、術後も専任衛生士が継続的にサポートします。「危険だからやめる」ではなく、「正しく知って後悔しない選択」をしていただけるよう、全力でサポートしています。
📍 まずは無料相談へ
• オールオン4ってどんな治療なの?
• 「うたた寝」しながらできるのって本当?
• 医療費控除は適応する治療法ですか?
気になることはすべて、無料相談でお話しください。
岐阜県でインプラント・オールオン4をお考えの方へ
当院では、可児市・美濃加茂市・加茂郡・御嵩町をはじめ、
多治見・中津川・恵那・郡上などの東濃・美濃地域、
さらに愛知・三重・滋賀・北陸地方からもご来院いただいております。
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[参考文献]
出典
• Esposito M, et al. Biological factors contributing to failures of osseointegrated oral implants. (Eur J Oral Sci. 1998) → 喫煙・全身疾患がインプラント失敗に関与することを報告。
• Heitz-Mayfield LJA. Peri-implant diseases: diagnosis and risk indicators. (J Clin Periodontol. 2008) → 口腔清掃不足・歯周病歴が周囲炎の主要因と報告。
• Greenstein G, et al. The prevalence of surgical complications of dental implants. (J Periodontol. 2008) → 神経損傷や上顎洞穿孔など外科的合併症の発生率は1〜2%程度。
この記事の監修

医療法人AKATSUKI しばた歯科可児おとなこども矯正歯科
しばた歯科可児おとなこども矯正歯科 日本口腔外科学会認定医 院長 柴田暁晴

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