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しばた歯科ブログ

災害でも歯のケアは大切!少量の水でできる歯磨きや洗浄剤を紹介します【前編】

2023年3月20日

目次

1.災害でも歯のケアは大切!少量の水でできる歯磨きや洗浄剤を紹介します【前編】


突然ですがみなさんは、防災バッグ(非常用持ち出し袋)に口腔ケア用のアイテムを入れていますか?中には、防災バッグ自体を準備していないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
地震や水害といった自然災害は、いつ私たちを襲うかわかりません。いざ避難をした際に、口腔ケアがおろそかになると、むし歯や歯周病などのトラブルを引き起こすでしょう。
一部では口腔トラブルが、インフルエンザや誤嚥性肺炎の罹患につながるという報告もあるようです。
そこで本記事では、水が使えない場面での口腔ケアの方法について解説します。防災バッグに入れておくべきアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

2.口腔ケアを怠ってはならない理由

口腔ケアの役割は、プラークを取り除いてトラブルを予防することだけではありません。
実は良好な口腔状態を維持することが、インフルエンザや風邪などの呼吸器感染症の予防にもなると言われています。ある研究では、歯周病菌の存在がウイルスの活性化につながることが明らかになっているようです。
とくに注意してほしいのが、高齢者です。口腔ケアをおろそかにすると、気道にウイルスが侵入して誤嚥性肺炎を起こすでしょう。
災害時は歯科医院で治療を受けることが難しいため、口腔トラブルの罹患は極力避けたいものです。普段と変わらない口腔ケアをできるだけ行い、口の中を清潔な状態でキープしましょう。

 

3.少ない水で歯を磨く方法

日頃使っているアイテムが手元にあっても、断水などで水が使用できなければ普段通りのケアができません。
そのような場合は、次の方法で口腔内をキレイにしてください。
用意する水は、たったの50mlでOKです!


【用意するもの】
歯ブラシ/水約50ml/ティッシュ(1枚)/コップ(2個)/リップクリーム
(あればマウスウォッシュorデンタルリンス)


【手順】
1.ティッシュを少量の水で湿らせて、唇やその周りをやさしく拭く。
2.一方のコップ(うがい用)に水を30mlほど注いで置いておく。
3.残った水(洗浄用)で歯ブラシの毛先を湿らせ、普段通り歯を磨く。毛先が汚れたら、湿らせたティッシュでその都度拭いて洗浄用のコップ内で洗う。
4.ブラッシングが終わったら、うがい用の水を使って2~3回程度口をすすぐ
5.リップクリームで唇を保湿して完了。
マウスウォッシュやデンタルリンスは、必要に応じて使いましょう。

 

4.歯ブラシがないときの対処法

前述した方法は、歯ブラシがあって初めて実践できるものです。
何らかの事情で手元に歯ブラシがない場合は、清潔なタオルやティッシュを使ってケアしましょう。
人差し指に清潔なものを巻き付けて、歯の表面をやさしくこすり、最後にうがいをすれば完了です。プラークを取り除くイメージで行ってください。
タオルやティッシュの取り扱いが難しいときは、親指で端を押さえながら持つのがおすすめです。この方法で細部までケアするのは難しいですが、するのとしないのとでは大きな違いです。
困ったときはぜひトライしてみてください。

 

5.まとめ

非常時も、できるだけ普段通りの口腔ケアをして清潔な状態をキープしましょう。
それを実現するためには、一通りの口腔ケアアイテムを防災バッグへ入れておくことが重要です。具体的な準備物は次の記事で紹介しますので、ぜひ併せてご覧ください。

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