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しばた歯科ブログ

失った歯が蘇るオールオン4ってなに?

2021年11月30日

全部の歯を失くしてしまった時におこなう、インプラントの技術を活用した治療方法に「オールオン4」という革新的な治療があります。オールオン4は全部の歯を失くしてしまった場合に、入れ歯のように連結された1体の装置を最小限4本のインプラントで装着する治療法です。本来であれば歯が1本も無い場合、10本程度のインプラント体を埋入することが必要ですが、この治療法なら4~6本のインプラントで最大12本分の歯を再現した装置を扱うことが可能です。そして、オールオン4の一番のポイントが、インプラント体を埋めた即日仮歯が入るため、見た目や口内の機能を修復するができます。患者の体調や口内の状態にもよりますが、当日抜歯が必要な歯が残っていた場合でも、即日仮歯が入ります。

 

目次

1.このような方にオールオン4がおすすめ

 

アゴの骨が溶けてしまっている方

 

歯を失くしてしまって長期間が過ぎ、アゴの骨が溶けてしまった方や、長期間総入れ歯を使用していて骨が溶けてしまった方などには、オールオン4は非常に有効です。理由は、オールオン4は骨の量に左右されにくく、残ってる骨を最大限に活用するからです。

 

歯の大半が悪くなっている、もしくは無くなっている方

 

残存歯のほとんどが、虫歯が大きくなり過ぎた場合や、歯周病で歯が不安定だったりした時に、そういった機能していない歯を無理に残したとしても、結果的に安定的に咀嚼することができない場合があります。そのような時には、オールオン4はインプラントで完全固定式の歯を制作するため、非常に効果的です。また外見も大変綺麗に見えます。

           

咀嚼しづらい、総入れ歯が合わない、吐き気をもよおす方

 

咀嚼しづらい、総入れ歯が適合しない、吐き気をもよおす、というような方におすすめです。オールオン4はインプラントで完全に固定しているため、これらの悩みも払拭されます。

 

 

2.オールオン4のメリット5選

 

身体への負担を最低限に抑えられる

 

インプラントを埋入する際は、事前に骨を増やす処置の骨の移植、サイナスリフト、神経移動、GBRなどをする必要がありません。その為、身体への負担を最低限に抑えられます。

 

神経や血管を傷つけずに埋入する

 

オールオン4では、前歯の周辺にインプラントを埋入します。前歯の周辺は、太い神経や血管がないため、手術で神経や血管を傷つける心配がありません。従来、オールオン4以外の通常のインプラントの場合は、奥歯にも埋入しないといけませんが、神経や血管が近くにある際は、神経・血管の移動を行ったり、骨の移植を行い骨を増やす場合があります。オールオン4はそもそも神経・血管をよけて埋入する為、それらの移動がなくなりました。

 

通常のインプラントと比べて低費用

 

通常のインプラントで全部の歯を制作すると、インプラントの数が8本以上が必要です。オールオン4は、インプラントを4本(骨の状態によっては5~6本)を埋めることで完成する為、低費用に抑えることが出来ます。逆にインプラントの本数が多いと費用が多く発生してしまいます。

 

外見が整い、楽しくお食事ができる

 

通常のインプラントでは、人工歯を制作する時に、インプラントの配置によって制作の柔軟さに制限がありますが、オールオン4は制作の柔軟さが高いため、外見が大変キレイな人工歯を作ることができます。外見が美しくなることは、自分自身の自信に繋がり、内面も明るくなります。また、かみ合わせも向上する為、お食事も楽しむことが出来ます。

 

手術の当日に歯が蘇る

 

仮歯ではあるものの、外見も美しく、お食事も可能です。即日歯が入るというのは通常のインプラントでは実現しにくいことなので患者様の生活の質が大きく向上します。骨とインプラントが完全に装着出来てから本歯が入りますが、仮歯でも通常の生活を送ることは十分可能です。通常のインプラントの手術では歯を装着するまでに何か月も待機する必要があります。もし、上顎の骨の再生手術をすると、全ての治療期間は1年くらい必要で、そのために費用も余分にかかってしまいます。このように、オールオン4は治療の回数や期間を大幅に短縮できます。

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