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しばた歯科ブログ

開咬の治療法や原因ついて解説

2022年2月28日

目次

1.不正咬合の一つが開咬です

不正咬合とは、噛み合わせが正常ではないことを指していいます。開咬とは、不正咬合(ふせいこうごう)の一種に分類されます。開咬は、上と下の前歯が前の方に開くように突出しているのが特徴的です。正面から見ると、歯がきれいに噛み合っておらず、上と下の歯列の間に大きく隙間が開いている場合も見受けられます。

患者様によっては、奥歯を噛み締めても上と下の前歯に隙間が出来てしまうので、その隙間から舌が見えてしまったり、小さな食べ物などを入れられるほどのスペースができることもあります。

英語では「オープンバイト」とも呼ばれており、バイトは英語で「噛むこと」などという意味の言葉です。

 

2.1割は開咬の症状が見られる

実は開咬は多くの方に見られる症状です。稀に見る症状ではなく、12〜20歳までの年齢でみると、およそ1割は開咬か、その傾向があるというデータも発表されております。自分自身の歯並びを見る機会はそれほどないかもしれませんが、改めて見てみると開咬である場合もあります。開咬が出っ歯であると思っている方もいますが、必ずしも出っ歯のように見えるのが開咬というわけではありませんので、間違えないようにしましょう。

 

3.開咬による悪影響は何か

歯周病などのリスクが高まる

開咬で口内環境が乾燥した状態が続くと、だ液が減り、口腔内の酸性物質を中和する機能が下がってしまう為、細菌が繁殖しやすくなります。そして、歯周病や虫歯のリスクが上昇してしまうのです。

発音が上手に出来なくなる

前歯が開いて隙間が発生している為、空気の通り道が出来てしまい、発音に悪影響を及ぼす理由が出てきます。今のところは異常がなくても、将来的に開咬がもっと悪化してしまう場合も考えられます。声の仕事や人前に出て話をする仕事をする方は、微妙な発音の違いなどを感じることがあるかもしれません。

 

4.開咬の改善手段とは

外科手術による改善

矯正で改善が見込まれない場合、奥歯を抜いて、そこにできた空間へ歯全体を動かし、開咬を治療していきます。もしくは、アゴの骨の一部分を削り、そこにできた空間の分だけ骨を動かし、開咬を治療するという外科手術をする場合もあります。

 

歯列矯正による改善

歯列矯正によって開咬を治療します。歯列矯正では、ワイヤーブラケット法などで歯列矯正することが一般的です。症状によっては、抜歯やアゴの骨を削るなどの外科手術が必要になる可能性もあります。

 

5.開咬の原因5選

①頬杖による原因

普段から頬杖をついてしまう癖があれば、開咬がないか確認して見ましょう。頬杖などのくせがアゴの骨に刺激をかけ、噛み合わせを悪くしている可能性があります。そして、頬杖は開咬以外にもアゴまわりにダメージをかけますので、ただちにこのくせを治しましょう。

 

②口周りの癖が原因

唇を噛んだり舐めたりする癖や習慣でも開咬になるパターンがあります。小さい動作のように思えますが、これが歯に大きな影響を与えている可能性もゼロではありません。改めて普段の癖を見直してみましょう。

 

③遺伝による原因

骨格が原因で開咬になる場合もあります。アゴの形に特徴があるなら、遺伝が要因と判断される場合もゼロではありません。例えば両親や祖父母が開咬なら、骨格的な遺伝で開咬になる場合があります。

 

④舌の癖による原因

開咬の原因の一つとして、舌の癖があることが挙げられます。もし、舌が常に歯の裏側に接触している、歯の裏側を舐める癖があるなどあれば、そのくせを改善するように努めて下さい。舌の位置が正常で無いと舌が前歯を常に押している状態になり、その力の影響で歯が開いてしまいます。

 

⑤おしゃぶりなどが原因

おしゃぶりなどのくせは、学童期に入っても続いてしまうことがあり、この期間が長ければ長いほど、悪影響を受けるリスクが上昇します。舌ではありませんが、幼少期のおしゃぶりが要因となっている場合がございます。

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