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しばた歯科ブログ

仮歯はどのくらい頑丈なのだろう?

2021年11月25日

仮歯は最後に人工歯と差し替えるまで入れておく仮の歯です。インプラント体を埋める手術の後には、定期的に病院に通い、インプラントの安定感や周りの組織などを確認するため、仮歯でないと取り外しが出来ないという意味もあります。ですから、注意しないと何かの原因で外れてしまったり壊れてしまったりすることになりかねません。仮歯を装着している期間はどのようなことに気を付けなければいけないのでしょうか。

 

目次

1.仮歯の期間に食事をする場合

 

歯の磨き方を工夫しましょう

仮歯はゴシゴシ強く歯磨きをすると外れてしまったり、傷の要因になってしまいます。仮歯は長い期間使用することを予定しておりません。あくまでも人工歯を装着するまでの「仮の歯」だということを認識しておきましょう。また、インプラント体を埋めた後は歯科医院で定期的におこなう状態の確認をおろそかにしたり、病院に通わないまま長い時間が経過すると、計画通りに治療が進まなかったり、人工歯が合わなくなってしまったりといった不具合を起こす原因にもなりかねません。

 

気を付けた方が良い食べ物はなに?

強度があまり強くないセメントで接着しています。ソフトキャンディやキャラメル、チューインガムなどの粘着性の高いものを食べた際に外れてしまうことがあります。インプラントの手術後2〜3日程は、スープやゼリーなどなるべく咀嚼せずに食事ができるものを食べるのがおすすめ。また、仮歯は後々取り外すことを予定していることもあり、その際に壊れたり誤って飲んでしまったりする危険もあるため気を付ける必要があります。

 

仮歯に刺激を加えないようにしましょう

仮歯は治療中の調整がしやすいように、プラスチックの素材でできています。最後に入れる人工歯ほど頑丈ではありませんので、気を遣わずに硬い食べ物で衝撃を与えてしまうと破損してしまったりする場合があるので気を付ける必要があります。

 

2.仮歯が取れてしまったときの対応

仮歯は想定通りの使い方をしている限り取れることはありません。しかし、場合によっては色々な悪条件が重なった場合や想定外の使用によって取れる可能性があります。もしもインプラントの仮歯が取れてしまい、そのまま長期間に渡り放っておくと色々な悪影響起きる可能性があります。インプラント体の繋がりの妨害や感染症を引き起こしたり、歯並びや外見が悪化してしまうことになりかねません。そのような仮歯が取れてしまったときの対応を2つご紹介いたします。

 

歯のプロに助けてもらおう

仮歯が外れてしまった状態でそのまま放置してしまうと、詰め物の土台となる歯がむき出しな状態が続いてしまい、歯の状況が悪くなる可能性が高まります。又、型取りが終わっている際はそれが入らなくなります。仮歯が外れてしまった場合は、早急に対応することが重要です。可能であれば当日中に、できるだけ早く歯科医院を受診していただきたいです。また、歯科医院に行くときには外れてしまった仮歯を持って行きましょう。そのため歯科医院でしっかりと診察することが重要です。また、診察の時にどのタイミングで外れてしまったか伝えて、同じように外れないようなアドバイスを直接もらうのも一つの方法です。インプラントは特殊な機器を使用したり、インプラントのメーカーによって使用する道具も異なるため、受診の時にはインプラントの手術を受けた歯科医院でないと対応が出来ないので気を付けましょう。

 

外れた仮歯を残すようにしましょう

仮歯は、再度使える場合は、同じように着けることができます。外れてしまった仮歯を破棄しないように注意して下さい。外れてしまった仮歯は小さく紛失しやすいため、小物入れやジップロックなどに保管しておくと良いでしょう。また、「急ぎの予定があるのに仮歯が取れてしまった」など応急処置を行う場合は、接着剤などで処置せずに、ポリグリップなどの入歯安定剤を使用するようにしましょう。一時的ではありますが、緊急時には上手に対応することが重要です。

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