目次
1.矯正中に役立つ事前知識は以下の3つ
①矯正中は口紅の種類に気をつけてみる
矯正器具に口紅が付着するケースがあります。ここ最近は、ティントリップと呼ばれる1回塗ると色が落ちにくく長時間色が保てる口紅が販売されています。一般的な口紅は唇の表面だけに色を付けるタイプが多かったですが、ティントリップは唇の角質層と呼ばれる部分を色素で染めるタイプです。種類によってはジェルのパックを唇に乗せて、しばらく放置した後に剥がすと好みの色が付着するようなタイプも販売されています。日中は色が保てるので、唇の内面から自然に表れているような滑らかな質感になります。これらの口紅を矯正中に上手く使いこなすことで矯正器具に口紅が余計に付着することを予防することが可能になります。
②矯正器具の調整スケジュールの組み方
ワイヤーを使用する矯正をした場合、ワイヤーを後日調整することがあります。他にも、マウスピースを取り替えた後などは歯を動かす痛みを感じやすいです。その為、調整をする1日~3日後は出来る限り予定を組まないことをお勧めします。
例えば、矯正を調整した後に食事会などのプランを組んでしまうと矯正の痛みが気になってしまい満足に食事を楽しめないことがある為、上手に矯正器具の調整スケジュールを組みましょう。
③痛み止めを活用する
矯正治療をしている際は、日頃からすぐに痛み止めを服用出来るように準備すると良いでしょう。マウスピースを使った矯正の場合は、マウスピースを取り外す際に痛みを感じるケースもあります。例えば、食事をする際はマウスピースを一旦取ることがあるので、そのタイミングで痛みを感じる方もいらっしゃいます。
歯科医院で処方される痛み止めならそれを優先して服用しますが、近くのドラックストアなどでも歯の痛みを軽減させる痛み止めはございます。どの痛み止めが患者さま自身に適しているか分からない場合には、ドラッグストアの薬剤師さんに相談することを推奨しております。また痛み止めを服用しても痛みが引かなかったというケースもあるので過信しないようにしましょう。
2.矯正中の痛みを感じるタイミングと注意点
矯正治療中の1番の多い悩みは「痛み」と言われています。痛みは人によって違いますが、以下のような場面で痛みが発症するケースが多いでしょう。
・装置が口内と接触して口内炎ができる
・食事の際などマウスピースを取り外すとき
・歯科医院で装置の位置を整えるとき
・食事をする時に食べ物を噛むとき
注意点①ブラッシングに時間が掛かる
矯正装置を取り付けていると、歯ブラシで狭い箇所まで綺麗にすることが困難です。矯正器具自体にも食べカスが付着するのである程度時間を確保してブラッシングをすることが大切です。矯正中に使用するケア用品については、矯正をした歯科医院によって推奨しているアイテムが異なります。
歯科医院によっては、専用の歯ブラシを使用する病院もあれば歯間ブラシや普通の歯ブラシ、ワンタフトブラシやデンタルフロスなどを駆使して綺麗にするケースもあります。矯正の経験が無い人にとっては使いづらいアイテムもありますので、ケア用品の使用方法は事前に覚えましょう。
注意点②食べ物に気を付ける
矯正による痛みが中々治らない場合、または硬い食べ物を咀嚼すると痛みが発症するケースでは柔らかい食べものを食べることが増えます。
具体的を挙げると、ヨーグルトや豆腐、ゼリーなどなるべく咀嚼をしない方が負担が小さくなり安心でしょう。
ただし、パターンによっては柔らかい食べものさえも噛むことが痛くて大変な場合があります。そのケースではスープなどの液体で空腹を満たす方法を推奨しております。