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しばた歯科ブログ

乳歯の歯並びがガタガタなのは治療すべき?その原因と対策

2024年12月30日

目次

乳歯の歯並びがガタガタなのは治療すべき?その原因と対策

こんにちは。

岐阜県可児市にあります、しばた歯科可児おとなこども矯正歯科です。

お子さまの乳歯が生え揃ってきたときに歯並びがガタガタしていることに気づき、心配される保護者の方も多いのではないでしょうか。「このまま放っておいても大丈夫なのか」「矯正が必要になるのか」といった疑問を抱くことは自然なことです。

乳歯は永久歯が生えてくる準備をするための重要な役割を担っていますが、時には歯並びが不揃いになったり、噛み合わせが悪くなることがあります。今回は、乳歯の歯並びがガタガタになる原因や、治療が必要な場合とそうでない場合の見極め方、さらには家庭でできる対策について解説します。

 

歯並びが悪くなる原因

乳歯は生後6か月頃から生え始め、一般的には3歳頃までには20本すべてが揃います。乳歯の歯並びが悪くなる原因はさまざまです。以下に、一般的な原因を挙げ、そのメカニズムを解説します。

 

・遺伝的な要因

顎の骨の大きさや歯の大きさは、歯が綺麗に並ぶかどうかに大きく影響します。歯の大きさに対して顎の骨が小さければ、歯が重なって生えたり前に突出するなど歯並びが乱れる原因となります。そして、これらの要素は親から子へ遺伝する可能性があります。たとえば、親が出っ歯の場合、子どもも出っ歯になることがあります。

 

・後天的な要因

口呼吸や指しゃぶりなどの悪習慣、乳歯の歯並びに悪影響を与えることもあります。

 

・口呼吸

口で呼吸する習慣は、顎の発育や歯並びに悪影響を与えることがあります。口呼吸を続けると上顎が狭くなり、歯が重なって生えたり、前歯が突出することがあります。

 

・指しゃぶり

長期間の指しゃぶりは、前歯が噛み合わない「開咬」と呼ばれる状態を引き起こす可能性があります。指しゃぶりが続くと顎の成長にも影響を与え、歯並びが悪化することがあるため、3歳頃までにはやめさせるのが理想です。

 

・舌の位置や舌癖

舌が前に出る癖があると、前歯が開いて噛み合わせが悪くなることがあります。

これらの習慣がある場合、歯並びだけでなく顎の発育や顔のバランスにも影響を与えるため、早めに改善することが推奨されます。

 

乳歯のガタガタは自然に治る?

多くの保護者の方が気になるのは「乳歯のガタガタが自然に治るのか」という点です。結論から言うと、乳歯の段階では顎の成長がまだ完全ではないため、一時的に歯並びが乱れている場合でも永久歯への生え変わりとともに自然に改善されることもあります。

特に、永久歯が生え揃う6歳から12歳頃にかけて歯並びが自然に改善されることがあります。これは、顎が成長して歯に十分なスペースができるためです。特に、前歯のすきっ歯や重なりは、永久歯が生えることで解消されます。

 

歯並びが悪いと起こること

歯並びがガタガタになっていると、見た目の印象にも大きく影響します。しかし、それだけではありません。

 

・むし歯や歯肉炎になりやすくなる

歯並びが悪いと歯ブラシの毛先がしっかりと届かず、汚れがたまりやすく、その結果むし歯や歯肉炎になりやすくなります。

 

・しっかり噛めない

歯並びの状態によっては、前歯で食べ物を噛み切れないなど食事の場面で支障が生じることもあります。この状態は胃腸などの消化器官に負担をかけてしまうことになるほか、よく噛まずに食べることで脳への刺激が低下し、肥満になるおそれもあります。

 

・顔の歪みが生じる

歯並びや噛み合わせの悪さにより、顔の見た目にも影響が及ぶ可能性があります。

 

どのタイミングで矯正治療を考えるべき?

とはいえ、すべての歯並びの問題が自然に治るわけではありません。矯正治療が必要になる場合もあり、特に次のような症状が見られる場合は、早めに歯科医院で相談することが重要です。

 

・下顎前突(受け口)

下の顎や前歯が突出している場合は、矯正治療が必要です。下顎前突は見た目のコンプレックスになりやすいだけでなく、食事をしっかり噛めないなど機能的な面でも影響を受ける可能性が高くなるため、早めに治療をしましょう。

 

・交叉咬合

上の歯が下の歯よりも内側に噛み合う状態は自然に治ることが少ないため、矯正治療が必要になる場合があります。交叉咬合は顔の左右の成長バランスにも影響を与えるため、早期治療が推奨されます。

 

・開咬

前歯が噛み合わない状態も、放置すると将来的に食事や発音に支障をきたす可能性があります。この場合も、早期に矯正治療を始めることが推奨されます。

 

歯並びを良くするための生活習慣

乳歯の歯並びが悪くなるのを防ぐためには、家庭での生活習慣の見直しも重要です。以下の点を意識することで、子どもの歯並びを良好に保てる可能性があります。

 

・口呼吸の改善

鼻呼吸を意識させることで、歯並びや顎の成長をサポートすることができます。鼻づまりが原因で口呼吸になっている場合はアレルギーなどの可能性もあるため、耳鼻科や小児科に相談することも有効です。

 

・指しゃぶりの早期卒業

長期的な指しゃぶりが歯並びに与える影響を避けるために、子どもが3歳になる頃までに指しゃぶりを卒業できるようにしましょう。指しゃぶりが精神面の安定材料になっているケースもあるため、無理にやめさせるのではなく、代替手段を与えるなどの工夫や前向きな声掛けが大切です。

 

・舌癖の改善

舌の位置や舌癖が歯並びに影響する場合、歯科医師、歯科衛生士による指導や専門的なトレーニングが必要な場合があります。

 

まとめ

歯並びや噛み合わせが悪いと、見た目のコンプレックスになるだけでなく、食事がよく噛めない、むし歯になりやすくなるなどさまざまな影響を及ぼします。特に下顎前突や交叉咬合、開咬など、早期治療が必要な症状もあります。お子さまの歯並びや噛み合わせが気になったら早めに歯科医院で相談し、必要なタイミングで矯正治療を検討しましょう。

当院では、歯並びが悪くなる原因にアプローチして歯並びの乱れを予防する「マイオブレース矯正」や、顎の成長を促すことで歯が綺麗に並ぶスペースをつくる「顎顔面矯正」など、お子さまの年齢や歯並びの情愛に合わせた治療方法が選択できます。お気軽にご相談ください。

 

<参考文献>

日本小児歯科学会「小児歯科の成長発育ガイドライン」

「口呼吸と歯並びの関係」に関する論文

 

詳しくは矯正専門サイトをご覧ください

成人矯正:https://gifu-kyousei.com

小児矯正:https://gifu-syounikyousei.com/

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