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オールオンフォーと従来のインプラントの違い
オールオンフォー治療とは、インプラント治療の一種であり、最小4本のインプラント(人工歯根) で、すべての歯を支えることのできる治療法です。今回は、そんなオールオンフォーと従来のインプラント治療の違いについてお話します。
オールオンフォーと従来のインプラントの違いについて詳しく紹介します。
1.インプラントの本数
従来のインプラント治療では、人工歯1本に対してインプラント1本が必要です。それに対して、 オールオンフォーは片顎に最小4本のインプラントで、すべての歯を支えることができるのが大きな特徴です。オールオンフォーは、奥のインプラントを骨のある部分へ斜めに埋入することで、インプラントにかかる力を広く均等に配分し、少ないインプラントでもすべての人工歯を支える事ができるのです。
2.治療費用
オールオンフォーは使用するインプラントの本数が少ないため、治療費の負担が軽減されます。インプラント治療は、保険外診療となるため、本数が増えればそれだけ高額な治療費となります。また、従来のインプラント治療では、顎の骨が薄い場合、骨造成という骨の量を増やす治療が必要になる場合があります。(骨造成の費用は別途かかります)オールオンフォーの場合は、骨造成が必要ないため、追加費用がかかりません。
3.治療期間
従来のインプラント治療では、1回目の手術でインプラント体を埋入し、顎の骨と結合するまで一 般的に2~6ヶ月程の期間を空けます。その後、アバットメントという、インプラント体と人工歯を繋 げる部分を取り付ける2回目の手術を行います。アバットメントが安定したらいよいよ人工歯の型取りを行い、被せていくというような流れです。骨造成の必要がある場合は、治療期間がトータルで1年ほどかかる場合もあります。一方、オールオンフォーは1度の手術で、抜歯からインプラント体の埋入、固定式の仮歯の装着までを行うことができるのです。インプラントの埋入本数も少ないため、それだけ手術時間も短縮でき、身体的な負担も軽減されます。
4.適応ケース
先述したとおり、従来のインプラント治療では、顎の骨の量が足りない場合、骨造成が必要になります。骨造成は高度な技術が必要なため、歯科医院によっては治療を断られてしまうケースもあります。オールオンフォーに関しては、顎の骨量に関係なく治療が可能です。歯がほとんどない方や歯がボロボロの方、総入れ歯の方が治療対象となります。
まとめ
オールオンフォーと従来のインプラント治療の違いについて紹介しました。ご自身の歯が少ない方、総入れ歯をお使いの方は、治療期間だけでなく費用や身体的負担の軽減が可能なオールオンフォーを選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。当院では、インプラントの無料相談も行っていますので、ぜひ1度ご相談にいらしてください。