こんにちは。岐阜県可児市にあります、しばた歯科可児おとなこども矯正歯科の院長柴田です。
「歯がボロボロで、もうどうしていいかわからない」
そんな不安を抱えながら、誰にも相談できずにいる方が少なくありません。
虫歯や歯周病が進むと、見た目や食事だけでなく、健康や心にも影響します。
- 食べにくくなり栄養が偏る
- 人と話すのが恥ずかしくなる
- 歯の喪失が、認知症や全身疾患のリスクを高めることも(e-ヘルスネット)
でも、ご安心ください。
「全部抜かないといけない」と思っていても、残せる歯を活かした治療は可能です。
当院では、All-on-4(オールオン4)を含む多様な治療法をご提案し、
「やってよかった」と感じていただける未来を一緒に目指します。
本記事では、実際の患者さんの声をもとに、
歯がボロボロな状態からでも“やり直せる治療”についてお話しします。
「自分の歯がこんなにひどい状態になるなんて…」
重度の虫歯や歯周病で、溢れる痛みや見た目のコンプレックス。
前歯を失い、人前で話すことも笑うことも恥ずかしかったという“歯がボロボロ”な日々。
子供たちが立派に巣立ったこのタイミングで、やっと自分の口と向き合って治療を始める決心をされた60代女性の実例から、残せる歯を活かした治療法の希望に満ちた変化をお伝えします。
「ひどい虫歯」でも治療は可能か?
重度虫歯になると、神経まで進行し、歯根の破壊や膿が溜まるケースが増えます。
しかし近年の研究では、「深在性う蝕(deep caries)」においても、段階的な削除(stepwise excavation)を行うことで、歯を保存できる確率が高まるというエビデンスがあります (frontiersin.org)。
このように、「ひどい虫歯だから抜くしかない」と諦めるのではなく、段階的アプローチ×補綴・インプラントによる保存が可能となった現代歯科医療の技術を背景に、当院でも治療方針をご提案しました。
【実例紹介】前歯がなくて恥ずかしかった私が、ナッツを噛めるようになるまで
今回の患者さんは60代の女性。
「前歯が虫歯で失われてしまい、人前で話すのも、笑うのも恥ずかしくて…」
そう語ってくださいました。他の医院では「抜くしかない」「骨がないからうちではできない」と言われ、長年通院できずにいました。
でも、子育てが終わった今、「今度は自分のために」と覚悟を決めて、当院に来院。
診査の結果、保存可能な歯が複数本あり、歯周病と虫歯を一つ一つ改善していけば、歯を残しての全体治療ができると判断し治療を開始しました。
患者さんは「治療期間が長くて、途中で心が折れそうになった」と振り返ります。けれども、通院を重ねる中で徐々に改善していく自分の口の中を見て、「やってよかった」と何度もおっしゃってくださいました。
そして治療開始から1年後…
「先生、やってよかったです!人前で話すことが苦じゃないんです。嬉しいわ」
さらに、大好きだったナッツも噛めるようになったと笑顔で話してくれました。
☑️ 歯周病が進むほど、歯と骨が崩れる
歯周病は「歯と骨の静かな崩壊」。
初期症状は軽微でも、進むと歯槽骨が溶け、歯の揺れ・抜け落ちにつながります。
今回の患者さんも、虫歯の裏側で進行していた歯周病があり、結果として「咬み合わせの乱れ」が問題をさらに悪化させていました。
☑️ 治療プラン:残せる歯を活かす多角的アプローチ
今回の治療は「抜かないで残す」が前提です。以下のステップで構築しました:
- 精密検査で現状把握
- 歯周病治療(スケーリング・SRP+メンテナンス)
- インプラント対象歯抜歯+即時入れ歯
- 虫歯は段階治療+自費詰め物+補綴(クラウンやインレー)
- 人工歯を極力使わずに噛み合わせを再建
- 対象箇所にインプラント上部構造セット
- メンテナンス
患者さんのように、「抜かれると思っていた歯が、ここまで使えるとは…」と驚かれる方も少なくありません。
☑️ 治療期間は長いけれど、小さな変化が力になる
歯を抜かずに段階治療を進めるため、治療期間は数ヶ月に及びます。途中で「もう疲れた…」と気持ちが折れそうになる時期もあります。
しかし、ご自身のお口の中がみるみる改善していく過程を見ていくたびに、「少しずつでも良くなっている」という実感が生まれ、最後まで通い続ける力になったとおっしゃっていました。
☑️エビデンスに基づく保存治療の効果
- 段階削除+補綴:壊れた歯を保存するアプローチには科学的根拠があります (frontiersin.org)。
- スケーリングやSRPの後に、定期メンテナンスを継続すれば、歯周病と虫歯の再発を60〜80%抑えられるともされています (en.wikipedia.org)。
- 高度な補綴治療を施した歯は、10年以上使える可能性が70〜90%という研究結果もあります (PMC)。
☑️ 当院だからこそできる治療の選択肢
当院ではインプラント、オールオン4、フルマウス治療など幅広い治療法を備えています。
しかし大切なのは「最初に患者さんが望んでいる方向性に沿う治療」──機械的に抜いてはいけません。
残せる歯があるなら、まずは保存治療からスタートし、必要に応じて段階を踏む。
そんな治療スタンスをいつでもご相談いただけます。
☑️ 「ひどい虫歯」でもあきらめる必要はない
「歯 ボロボロ」「ひどい虫歯」「重度虫歯」で検索される方々へ:
諦めがちな口腔状態でも、「抜かずに残す道」は現実的な選択肢です。
エビデンスに裏付けられた保存治療+精密補綴+定期管理の組合せは、自分の歯を最大限活用して、笑顔・噛む力・心の安心を取り戻す強力な手段になります。
終わりに:あなたの歯も“変われる”
もし今、あなたが「歯がボロボロで治療が怖い」「どこから始めれば…」と感じていたら、どうか一歩を踏み出してください。
まずはご相談だけでも構いません。専門家があなたの希望に寄り添い、【残せる歯から丁寧に治す】未来へ、一緒に歩みましょう。
📍 まずは無料カウンセリングへ
- 今の状態でどんな治療方法が適しているのか?
- 費用はいくらかかるのか?
- 自分にはどの治療が向いているか?
気になることはすべて、無料相談でお話しください。
随時、無料相談受付中です。
電話予約▶︎0574-62-5698
お話しだけでも聞いてみたい!24時間受付可能web予約▶︎web予約はこちら▶️︎
遠くて行けない。概要だけでも聞いてみたい。Line相談▶︎ラインはこちら▶️︎
[参考文献]
・“Stepwise and Selective Removal of Deep Carious Lesions: A Review of the Evidence”
・ “Regenerative Endodontics – Wikipedia”
※正確には再生歯内療法ですが、定期管理の重要性に触れたページとして引用
・ “Post-and-core restorations: a systematic review and meta-analysis of clinical outcomes”
この記事の監修
医療法人AKATSUKI しばた歯科可児おとなこども矯正歯科
しばた歯科可児おとなこども矯正歯科 日本口腔外科学会認定医 院長 柴田暁晴