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しばた歯科ブログ

3 歳の歯並びが悪い?よくある悩みと自然に治るケースとは

2025年2月28日

目次

3 歳の歯並びが悪い?よくある悩みと自然に治るケースとは

こんにちは。

岐阜県可児市にあります、しばた歯科可児おとなこども矯正歯科です。

お子さんが 3 歳になると、乳歯がほぼ生え揃い、歯並びの状態が気になる保護者の方も増えてきます。特に、前歯の重なりやすきっ歯、噛み合わせの問題など、見た目や機能に不安を感じることも少なくありません。

「このままで大丈夫なのか?」「自然に治るのか?」といった疑問を抱える保護者の方も  多いのではないでしょうか。今回は、3 歳児によく見られる歯並びの悩みについて解説し、自然に治る場合と治らない場合の違いや、保護者の方が注意すべきポイントを詳しくご紹介します。

 

3 歳児の歯並びに関するよくある悩み

3 歳頃になると、子どもの乳歯がほぼ生え揃い、歯並びの問題がはっきりわかるようになります。この時期によく見られる歯並びの悩みには、以下のようなものがあります。

 

・前歯が重なっている(叢生

前歯が重なって生えている状態を「叢生(そうせい)」といいます。この主な原因としては、顎の発育が十分でないために歯のスペースが足りないことが挙げられます。特に 3 児の顎はまだ成長過程にあり、歯が整列するための十分なスペースが確保されていないことがあります。

 

・すきっ歯

乳歯のすきっ歯は、永久歯が生えるためのスペースを確保するための自然な現象であることがほとんどです。通常は成長とともに改善されることが多いものの、すき間が極端に広い場合には顎の発育や歯の大きさのバランスに問題がある可能性も考えられます。

 

・噛み合わせが悪い(開咬・交叉咬合・反対咬合

噛み合わせに問題があるケースも 3 歳児ではよく見られます。たとえば、上下の前歯が噛み合わない「開咬(かいこう)」や、上下の歯がずれて噛み合う「交叉咬合(こうさこうごう)」「反対咬合(はんたいこうごう)」などです。これらの問題を放置すると、将来の歯並びや顎関節に影響を与えるリスクが高まります。

 

自然に治るケースと治らない場合の違い

「この歯並びは自然に治るのか、それとも治療が必要なのか」と迷う保護者の方は少なくありません。ここでは、自然に治る場合と治らない場合の違いを詳しく解説します。

 

・自然に治る可能性が高いケース

  • すきっ歯

乳歯のすきっ歯は、永久歯が生えるためのスペース確保の一環であり、自然な成長過程の一部です。前歯に軽度のすき間がある場合、心配する必要はありません。

 

  • 軽度の前歯の重なり

軽度な前歯の重なりも、顎が成長することでスペースが広がり自然に改善されることがあります。ただし顕著な重なりが見られる場合には、歯科医院で診察を受けた方がよいでしょう。

 

・自然に治らない可能性が高いケース

  • 噛み合わせの異常(開咬・交叉咬合・反対咬合

開咬や交叉咬合は、放置しても自然に治ることはほとんどなく、矯正治療が必要になります。これらの問題は、早期に対応することで将来的なリスクを減らすことができます。

 

  • スペース不足による重なり(叢生

顕著なスペース不足が原因の歯の重なりは成長だけでは解決が難しいケースが多く、矯正治療を検討する必要があります。

 

保護者の方がチェックすべきポイント

保護者の方が日常生活で子どもの歯並びをチェックする際に意識すべきポイントを以下にまとめました。

 

・前歯や奥歯の重なり具合

前歯や奥歯がどの程度重なっているかを観察しましょう。軽度な重なりは成長とともに改善されることがありますが、目立つ場合は歯科医師の診察が必要です。

 

・上下の噛み合わせ

上下の歯が正しく噛み合っているかを確認してください。特に、前歯が全く噛み合わない、または奥歯が左右でずれている場合は、矯正治療を考える必要があります。

 

・すきっ歯の範囲

前歯や奥歯のすきっ歯が自然な範囲内かどうかを見極めましょう。軽度であれば問題ありませんが、広範囲にわたる場合には成長や発育に何らかの問題が隠れている可能性があります。

 

・口呼吸や指しゃぶりの習慣

口呼吸や指しゃぶりは、歯並びや顎の発育に悪影響を及ぼすことがあります。これらの習慣を早期に改善することが、将来的な歯並びの健康に繋がります。

 

歯科医師への相談するメリット

3 歳児の歯並びについての不安がある場合、歯科医師への相談は有効です。以下に歯科医に相談するメリットをまとめました。

 

・適切な治療計画の提案

子どもの成長段階に合わせた治療計画を立てることができます。無駄な治療を避け、必要な治療を効率よく進められるでしょう。

 

・問題の早期発見

問題が進行する前に早期に発見し適切な対応を取ることで、将来的なリスクを最小限に抑えることができます。

 

・保護者の方の安心感

専門家に相談することで歯並びに関する不安が軽減され、子どもの成長を安心して見守ることができます。

 

 

まとめ

3 歳児の歯並びに関する悩みは、自然に治る場合もあれば、治療が必要なケースもあります。保護者の方が定期的に子どもの歯並びを観察し、気になる点は早めに歯科医に相談することが大切です。特に、噛み合わせや重なりが顕著な場合は、早期の対応が将来の歯並びや健康に良い影響を与えます。定期的な歯科検診も忘れずに受けることをおすすめします。歯科医師と連携しながら子どもの健康な歯並びを守り、明るい笑顔を支えましょう。

 

当院では、歯並びが悪くなる原因にアプローチして歯並びの乱れを予防する「マイオブレース矯正」や、顎の成長を促すことで歯が綺麗に並ぶスペースをつくる「顎顔面矯正」など、お子さんの年齢や歯並びの状態に合わせた治療方法が選択できます。お気軽にご相談ください。

 

<参考文献>

  • 厚生労働省「子どもの歯並びと健康」に関する調査
  • 小児矯正に関する専門家の見解

 

この記事を書いた人

医療法人AKATSUKI しばた歯科可児おとなこども矯正歯科

監修:医療法人AKATSUKI しばた歯科可児おとなこども矯正歯科 日本矯正歯科学会認定医

柴田愛実

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