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しばた歯科ブログ

骨が少ない・薄いとインプラントができないの?

2024年5月13日

目次

骨が少ない・薄いとインプラントができないの?

インプラントをしたいけど、「骨が少ない」・「骨が薄い」などの理由で他院で断られてしまった、という方も少なくありません。しかし、骨が少ない・薄い場合でもインプラントは可能です。

 

骨が少ない、薄い方への治療法

インプラント治療を受けるためにはインプラントの土台となる骨部分が必要です。しかし、もともと日本人の顎の骨は少なく薄い方が多く、さらに加齢や歯周病などの理由で、骨が痩せていくこともインプラント治療を困難にしている理由と言えます。当院では、これまでの臨床例の積み重ねと、たゆまぬ創意工夫で顎骨の少ない患者様へも対応してまいりました。他院でインプラント治療をお断りされてしまった方も、当院でなら治療が可能です。手術前の検査によって、骨が少ない・薄いと判断された場合、当院では経験豊富な医師によって、骨の量や厚みを増やす治療法を行います。

 

1.GBR

日本語では「骨誘導再生法」と呼ばれており、骨が少ない患者様に適応されます。骨補填材(骨生成材)を使用する方法や、患者様ご自身の骨(自家骨)を採取・移植し、骨の再生をうながし、歯槽骨や顎の骨を再生させる治療方法です。

骨が細いと、インプラントが骨の中に収まりきらず骨からはみ出して歯ぐきから露出してしまうという事態が起こります。審美性が悪くなり、骨としっかり結合できず、強度不足を引き起こします。また、不衛生になり感染症などのリスクが高まります。これらのことを防ぐためにも、必要に応じてGBRを適応し、審美性、安全性の高いインプラント治療を行います。

 

2.サイナスリフト

サイナスリフトは、骨の厚みが8mm未満の場合や、骨の量が著しく不足している患者様を対象に、上顎洞(サイナス)を持ち上げておこなうインプラント手術です。上顎の歯肉の側面を切開し、骨面を露出させます。歯槽骨を四角形の形に切り抜くと、「シュナイダー膜」と呼ばれる上顎洞と歯槽骨の間にある粘膜が出るので、歯槽骨とシュナイダー膜をはがし、スペースができたところを自分の骨や骨補填材で埋めます。その後、約4~6ヶ月経過してからインプラントを埋入します。

 

3.ソケットリフト

ソケットリフトとは、インプラントを入れる骨が不足している場合に用います。サイナスリフトとの違いは、増やす骨の量が比較的少ない場合に行われる処置のため、インプラントの埋入と骨造成を一度に行える点にあります。骨の厚みが8mm以上ある場合に適応となります。インプラントを埋入する穴から上顎洞(サイナス)を持ち上げておこなうインプラント手術で、まずインプラントを埋入する部分に穴を開け、周囲の骨を削り、シュナイダー膜を露出させます。骨を取り除いた穴に骨補填材や骨移植を行い、骨造成を誘導させたあと、しっかりと骨が造成されればインプラント体を打って安定させる工程です。

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