前歯でも噛める義歯で著名な先生で、義歯はいろいろ工夫して作っているのですが、顎の骨がやせていたり、顎が安定していないようか方はなかなかうまくいかないことがあり、何か改善策にならないかと常日頃から考え、義歯をいつも作製してまた相談させていただいているぎこうし横田さんと一緒に参加しました。最初に実演ということで総入れ歯の患者さん4人をその場で調整して、りんご、ピーナッツ、いなり寿司、海苔巻き、フライドチキンをかぶりついて髪切り、中にはりんごを丸かじりできるようになる方までいて度肝をぬかれました。大切なポイントは3つあるとのことで、このポイントをマスターすれば誰でもできるとのことでした。
ひとつめはリマウントテクニックです。歯がないひとは基本的に前噛みをしてしまいます。それを本来の顎のいい位置「中心位」でとり、それを咬合器につけます。
二つめは、咬合器につけた模型を顎が横動き、前動きしても安定した位置で噛めるように「フルバランスドオクリュージョン」で噛み合わせを調整します。
三つめは、食べれるようになったか評価するフードテストです。河原先生曰く、患者さんが何でも食べれるというのは、ほんとに何でも食べれるわけではなく、食べれる物もなかで何でも食べられる、ということで、豆腐しか食べられないようなひとでも何でも食べられるというので、このフードテストは患者さんの試験ではなく、歯医者の技量が試すものだとのことでした。
このテクニックは、患者さんの負担が少なく、また旧義歯を利用することができるのでなんじんでいる義歯で調整すことで、すぐに役立たたせることができる実践的なテクニックです。
さっそく明日から活かしていきたいと思います。


