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こんにちは。岐阜県可児市にあります、しばた歯科可児おとなこども矯正歯科の院長の柴田 です。
「インプラント 1本 費用」「インプラント 一本 値段」「インプラント 1本 いくら」
このあたりの言葉を調べている方は、単に相場を知りたいだけではなく、「自分の場合はいくらになるのか」「1本だけで済むのか」まで含めて不安を感じていることが多いと思います。
・歯を1本失って(あるいは抜歯をすすめられて)、インプラントにするといくらかかるのか知りたい
・「奥歯 インプラント 費用」と「前歯 インプラント 費用」で金額が違うのか気になる
・ネットに出ている金額の幅が広すぎて、何が本当の相場なのか分からない
・複数本なくなっている場合、単純に本数分を掛け算していいのか不安
・いきなり大きな治療をすすめられるのではないかと、相談自体をためらっている
まず、費用を調べること自体はとても大切な準備です。金額の見通しが立たないまま治療に進むのは、どなたでも不安なものです。ただ、インプラントの費用は「1本あたりいくら」という数字だけでは判断しきれない部分があります。なぜなら、失っている歯が1本なのか、複数本なのか、あるいは残っている歯も含めて口全体の作り直しが必要なのかによって、最適な設計と総額の考え方がまったく変わってくるからです。
この記事では、まず当院のインプラント1本の費用の目安を正直にお伝えします。そのうえで、複数本を失っている方が「1本の費用×本数」で考えると、かえって割高になったり、噛み合わせの設計として不利になったりするケースがあること、そしてそのようなときに「オールオン4(オールオンフォー)」を含めた複数の選択肢を比較する意味を、できるだけ中立に説明します。オールオン4はすべての方に向く治療ではありません。診断があって初めて候補になるものですので、無理におすすめするのではなく、判断材料としてお読みいただければと思います。

インプラント1本の費用を考えるときは、1本だけの治療なのか、複数本・全顎の設計まで必要なのかを分けて考えることが大切です。
先に結論からお伝えします。
・失っている歯が1本だけで、その両隣の歯や噛み合わせが安定している場合は、「インプラント1本の費用」で考えていただいて大きな問題はありません。この記事の前半でお伝えする1本あたりの目安が、そのまま判断の目安になります。
・失っている歯が複数本ある、あるいは残っている歯も割れ・重度の歯周病・大きなむし歯などで先行きが不安な場合は、「1本の費用×本数」という単純な足し算では実態と合わないことがあります。この場合は、1本ずつのインプラント/ブリッジ・入れ歯/インプラントオーバーデンチャー/オールオン4といった複数の設計を並べて、口全体でいくらになるか、そして長く維持しやすいのはどれかを比べる必要があります。
「1本の費用」を知ることは無駄ではありません。むしろ、そこが出発点です。ただ、車を1台買うときの値段と、家族全員分の移動手段をどう組むかという計画が別の話であるように、「1本いくら」と「口全体をどう設計するか」は分けて考えると、判断がぐっとしやすくなります。
そして、どの選択肢が向いているかは、口を見ただけでは決められません。当院では治療方針を決める前に、お口の中の写真や顔写真でお口の中の状態やお顔のバランス、レントゲンやCT撮影による骨の量・質と神経や上顎洞の位置の確認、歯周組織の検査、噛み合わせ(咬合)の評価、全身疾患の確認、喫煙状況の聞き取り、そして定期メインテナンスを続けられるかどうかまで含めて診断します。これらはインプラントが長持ちするかどうかに関わる要素で、どれか一つでも見落とすと設計を誤るためです。逆に言えば、これらの診断が終わるまでは、私たちも最終的な費用や治療法を断言できません。この記事の金額も、あくまで診断前の「目安」としてお読みください。
ここでは、当院の公式な料金にもとづいて、インプラント1本の費用の目安をお伝えします(すべて税込表示です。診断内容により最終見積もりは変わります)。
・インプラント相談:無料
・精密検査診断:11,000円(税込)
まずは無料相談とレントゲンで、そもそもインプラントが可能な状態か、骨の量は足りているか、他の選択肢はないかを一緒に確認します。ここで費用が発生しないようにしているのは、金額の不安で相談自体をあきらめてほしくないからです。そのうえで、より精密に設計するために模型検査と咬み合わせ診断を行います。
この2つを合わせた、シンプルな1本のインプラント(埋入+ジルコニアクラウン)は、おおよそ385,000円(税込)が目安です。これは特別な追加処置が必要ない場合の金額で、ここに検査費や、後述する骨造成などの処置の料金が加わることがあります。
「奥歯 インプラント 費用」「前歯 インプラント 費用」で金額が違うのか、という質問をよくいただきますが、当院の基本料金は部位で単純に変わるわけではありません。むしろ差が出るのは、骨の量が足りているか(奥歯・上の歯では骨造成が必要になりやすい)、審美性への配慮がどの程度必要か(前歯)といった条件です。つまり「前歯だから高い・奥歯だから安い」ではなく、その場所の骨や歯ぐきの状態しだいということになります。
なお、インプラント治療がなぜこれだけの費用になるのかというと、材料や手術の技術料に加えて、長期的な安定を見込んだ設計が必要だからです。単独歯(1本)のインプラント上部構造に関する複数の長期研究をまとめた系統的レビューでは、5年前後の観察でインプラント自体の生存率は高い一方、ネジのゆるみや被せ物の欠けといった技術的な問題、歯ぐきの退縮などの生物学的・審美的な合併症が一定の頻度で起こりうることが報告されています[1]。また、10年以上追跡した長期研究の系統的レビューでも、単独インプラントは高い生存率を示す一方で、長く使うほどメインテナンスや小さな修理が必要になる場面があることが示されています[2]。こうした「入れて終わりではなく、長く支える」ための設計と管理が費用に含まれている、とご理解いただければと思います。
費用を正しく見積もるには、「基本料金に含まれるもの」と「状態によって別途かかることがあるもの」を分けて理解しておくことが大切です。ここを知らないまま他院の広告価格だけを見ると、「思ったより高くなった」と感じてしまう原因になります。
・インプラント体(フィクスチャー)の埋入手術:ストローマン社製の下部構造を使用
・上部構造(被せ物):ジルコニアクラウン
これが、追加処置のいらない標準的な1本のケースの中身です。
診断の結果、埋入する場所の骨が足りない・薄いといった場合には、インプラントを安定させるために骨を補う処置が必要になることがあります。当院の主な特殊処置の料金は次のとおりです(いずれも税込)。
・GBR(骨誘導再生):55,000円
・ソケットリフト:55,000円
・サイナスリフト:110,000円
たとえば上の奥歯は、上顎洞(サイナス)という空洞が近く骨が薄いことが多いため、ソケットリフトやサイナスリフトが必要になりやすい部位です。逆に、骨がしっかり残っている方はこうした処置なしで済むこともあります。どの処置が必要かはCT診断をして初めて分かるため、同じ「1本」でも最終的な費用に幅が出るのはこのためです。
「痛みや緊張が心配」という方には静脈内鎮静法という選択肢もあります。これは眠っているようなうとうととした状態で治療を受けられる方法で、恐怖心の強い方や処置範囲が大きい方に用いられます。ただし全身状態の確認が前提になりますので、ご希望の場合も診断のうえで適応を判断します。
他院やインターネットの「インプラント1本◯万円」という表示を見るときは、次の点を必ず確認してください。
・その金額に上部構造(被せ物)が含まれているか(埋入手術だけの価格のことがあります)
・税抜か税込か
・骨造成などの追加処置が別料金か
・検査費・メインテナンス費の扱い
当院では、こうした内訳を無料相談の時点で分かりやすくお示しし、診断後に文書でお見積もりをお渡しします。金額の透明性は、安心して治療を選んでいただくための土台だと考えています。
ここからが、この記事のいちばん大事な部分です。歯を複数本失っている方が「1本385,000円だから、3本なら約115.5万円、4本なら約154万円……」と単純に掛け算をしてしまうと、実際の最適解とずれてしまうことがあります。理由を順番に説明します。
複数の歯を失っている部位は、それだけ骨が痩せていることが多く、1本ずつすべてにインプラントを入れようとすると、その分だけ骨造成(GBR・ソケットリフト・サイナスリフトなど)が複数箇所で必要になることがあります。すると「1本の費用×本数」に、追加処置の費用がいくつも重なり、総額が想定以上に膨らむことがあります。
歯は1本ずつ独立して働いているのではなく、上下・左右のバランスの中で噛む力を分担しています。数本まとめて失っている場合、1本ずつバラバラに設計するより、失った範囲全体を一つの計画として設計したほうが、噛む力の配分や清掃性の面で有利になることがあります。とくに、多数の歯にわたる欠損では、複数のインプラントで支える固定式の設計が機能的に安定しやすいことが、複数のブリッジ・多数歯補綴に関する研究でも検討されています[3]。
いま失っているのが3本でも、隣の歯が重度の歯周病や大きな割れを抱えていて数年以内に抜歯の可能性がある――そんなケースは少なくありません。この状態で手前の欠損だけに1本ずつインプラントを入れると、後から隣の歯を失ったときに設計をやり直すことになり、結果的に費用も治療期間も余計にかかってしまうことがあります。「いま失っている歯」だけでなく「残っている歯の見通し」まで含めて設計することで、こうした二度手間を避けやすくなります。
以上のことから、複数本を失っている方・残存歯の予後が不安な方は、「1本いくらか」を出発点にしつつ、次の段階として口全体でいくつの選択肢があり、それぞれ総額・期間・維持のしやすさがどう違うのかを比べるのが現実的です。ここで初めて、オールオン4という選択肢が候補に挙がってきます。
では、実際当院ではどうなのか紹介します。
一人目の患者さんは「インプラント 1本 費用」で検索して来院し、奥歯1本の欠損に対してデータ診断のうえ1本のインプラントで治療した方。主訴は、インプラント相談。特に、費用面に関して一番心配されていました。診断の結果、右下のブリッジの土台の歯が折れており温存不可という診断となりダミーのところでブリッジを切断し奥から2番目のところのみにインプラントを入れる診断になりました。よく、一番奥の歯、世間では12歳臼歯と言われる歯にインプラントはしなくていいのか?と聞かれることがあるが、当院では全ての患者さんに対して入れるわけではなく状況に応じてインプラントを入れています。
その理由として一番奥の歯は、もちろんあれば噛む力は増えます。ただ、6番目の歯、俗にいう「6歳臼歯」までしっかり噛めていれば、食事に必要な噛む機能の多くは確保できます。そのため、一番奥の歯を補うためだけに手術をしてインプラントを入れるメリットが、それほど大きくない方もいます。しかも12歳臼歯は一番奥なので、手術や治療が難しくなりやすく、治療後のお手入れもしにくい場所です。ですから、『歯がないから必ずインプラントを入れる』のではなく、噛みにくさがあるか、反対側の歯の状態はどうか、骨の状態はどうかなどを見て、本当に必要かを判断しています。
結果、この方は骨もしっかりあった為に骨を造る処置も必要なかったので1本インプラントで治療を行いました。費用は、税込で385,000円。治療回数は、3回。治療期間は、インプラントのネジと本人の骨がくっつくまでの期間も含めて4ヶ月程。治療後は、3ヶ月に一回の定期検診で長く安心して使っていただくことができます。

二人目の患者さんは、当初は数本の単独インプラントを希望していたが、全顎診断の結果、複数歯のインプラント治療になったケースです。当院では、フルマウス治療と呼んでいます。主訴は、上の歯の根本を押さえると痛いということで来院されました。歯医者に来ることも久しぶりということもあり一度お口のデータを取らせていただきました。診断の結果、上の歯の押さえて痛いところは根の治療を行い、歯がないところには元々入れ歯が入っていましたが、本人の希望でインプラント治療をしていきたい。ということでインプラント治療を行いました。このケースにおいてはオールオン4になるのかと問われれば、「残せる」歯が多くあったので残せる歯は残して残せない歯のみインプラント治療にて補いました。また、「力」のリスクも懸念された為に噛み合わせ治療も含めたトータル的な治療計画となりました。
結果、この方も骨を足す処置をすることなく複数本のインプラントを行いました。費用は、トータルで税込3,960,000円。ただし、治療回数、期間は約2年かかりました。やはり、フルマウス治療はそこの部分だけでなくお口全体的な治療になる為治療計画も必然的に相当の時間がかかってしまいます。しかし、金額だけを見た時オールオン4だと片顎だけでも3,300,000円。上下顎でやるとなると6,000,000円かかってしまいます。治療後も、検診に通いながら噛み合わせは崩れてないか、被せ物は壊れてないか、インプラントは緩んでないか等をチェックしていきながらこれ以上治療にならない様一緒に予防に励んでいる最中です。

と、この様に全てを単独インプラントにする場合の金額と、オールン4にする金額とでは大きく差が出てきてしまいます。金額に関しはどの方も一番心配になるポイントです。だからこそ当院は、精密な検査を行なったうえでどんな治療プランで進めるのか、患者さんの意見は?とヒアリングしながら治療を行なっていける環境が揃っています。
オールオン4(オールオンフォー)は、片顎で最少4本程度のインプラントを支えとして、連結した固定式の歯(12本前後の橋)を一体で装着する治療の考え方です。多くの歯を失った方や、総入れ歯・多数歯の欠損でお困りの方の選択肢の一つです。ここでは「1本の費用を調べていた方が、なぜオールオン4を検討する場面になるのか」を整理します。
・片顎のほとんど、あるいは多くの歯を失っている/残っていても保存が難しい
・1本ずつインプラントを入れると本数が多く、骨造成も複数必要で総額が大きくなりそう
・総入れ歯が合わず、外れる・痛い・噛みにくいと感じている
・取り外し式ではなく、固定式でしっかり噛める設計を希望している
このような場合、必要な本数分すべてに1本ずつインプラントを入れる設計より、少ない本数のインプラントで一体の橋を支えるオールオン4のほうが、埋入本数や骨造成を抑えられ、結果として全顎で見たときの費用や治療期間の見通しが立てやすいことがあります。完全に歯を失った顎に対するオールオン4の考え方については、10〜18年という長期にわたって経過を追った研究も報告されており、長期的な選択肢の一つとして検討されています[4]。また、全顎を固定式インプラントで再建するさまざまな設計を比較した系統的レビューでも、複数のアプローチが有効な選択肢として検討されており、どれが向くかは口の状態によって異なることが示されています[5]。
ここは正直にお伝えします。オールオン4は「多くの歯を失った方に有力な選択肢」ではありますが、誰にでも当てはまる万能の治療ではありません。失っている歯が1〜数本で、残っている歯が健康なら、わざわざ全顎の設計にする必要はなく、1本ずつのインプラントやブリッジのほうが体にもお財布にもやさしいことが多いのです。
また、オールオン4を安全に行えるかどうかは、骨の量・質、噛み合わせ、歯周組織の状態、糖尿病などの全身疾患、喫煙習慣、そして治療後のメインテナンスを続けられるかによって左右されます。これらは患者さんのお口のデータで確認して初めて判断できるもので、「あなたにオールオン4が向いています/向きません」は、診断なしには決してお約束できません。当院がオールオン4を無理におすすめしないのは、こうした前提があるからです。
ここまでの内容を、選択肢ごとに整理します。金額はすべて税抜の目安で、診断内容によって変わります。オールオン4については、料金ページでの表示(税抜)と、キャンペーン・モニターページでの税込表示や通常価格/モニター価格の別など、複数の表示が存在します。税抜か税込か、通常価格かモニター価格かで見え方が変わるため、最新の総額は必ずご相談時にご確認ください。
| 選択肢 | 向いている状況 | 費用の目安(税抜・診断で変動) | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| 1本ずつのインプラント | 欠損が1〜数本で残存歯が健康 | 1本あたり約385,000円+必要に応じ骨造成 | 周りの歯を削らずに済む。本数が増えると追加処置も積み上がりやすい |
| ブリッジ・入れ歯 | 費用や手術の負担を抑えたい/全身状態でインプラントが難しい | 保険・自費で幅があるため個別見積もり | ブリッジは両隣の歯を削る。入れ歯は取り外し式で、合わないと外れ・痛みが出ることも |
| インプラントオーバーデンチャー | 入れ歯の安定を高めたいが、固定式より費用や本数を抑えたい | 上顎1,265,000円/下顎825,000円 | 少数のインプラントで入れ歯を安定させる。取り外して清掃できる |
| オールオン4 | 多くの歯を失った/残存歯の保存が難しく、固定式を希望 | 料金ページ表示:3,300,000円(税込)。 ※モニター価格など別表示あり、要確認 | 少ない本数で固定式の一体の橋を支える。適応はCT・全身・咬合・喫煙・メインテナンス可否で判断 |
この表はあくまで比較の出発点です。「1本の費用」で足りる方もいれば、口全体で設計したほうが結果的に無理のない方もいます。どれがご自身に合うかは、まずは無料相談とCT撮影から始めて、一緒に見極めていきましょう。
ここまで「インプラント 1本 費用」というキーワードから、1本のケースとオールオン4のケースをどう比べるかをお話ししてきました。ここからは、実際に費用を検討する前に、私たちがどうしても確認しておきたいことをお伝えします。というのも、費用の見積もりは「診断」があって初めて成り立つものだからです。同じ「奥歯が1本ない」という状態でも、お口の中を拝見すると、そのまま1本を入れれば済む方もいれば、じつは隣の歯や噛み合わせ全体を見直したほうがよい方もいらっしゃいます。金額だけを先に決めてしまうと、後から「思っていた治療と違った」となりやすいのです。

インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、そこに支えてもらう治療です。ですから、まず土台となる骨がどれだけ残っているか、どのくらいの硬さ(骨質)かを知る必要があります。歯を失ってから時間が経つと、骨は少しずつ痩せていきます。CTで立体的に確認すると、レントゲンの平面像だけでは分からなかった骨の幅や高さがはっきり見えてきます。骨が足りない場合は、後ほど触れるGBR(骨造成)やソケットリフト、サイナスリフトといった処置を追加で検討します。これらが必要になると、その分の費用と治療期間が変わってきますので、「1本38.5万円(税込)」という基本の金額に必ずしも収まらない、という点はあらかじめ知っておいていただきたいところです。
下の奥歯には下顎管という神経の通り道があり、上の奥歯の上には上顎洞(副鼻腔の一部)という空洞があります。インプラントを埋める位置がこれらに近すぎると、しびれや上顎洞への影響といったトラブルにつながりかねません。CTでは、埋入予定の場所と神経・上顎洞との距離をミリ単位で測れます。安全な治療のためには、この確認が欠かせません。逆に言えば、この位置関係を丁寧に見て設計できるからこそ、私たちは自信を持って計画をご提案できるのです。実際、10年以上の追跡研究をまとめた系統的レビューでも、単独植立インプラントは適切な診断と設計のもとで高い生存率が報告されています[1]。
ここがとても大切なポイントです。1本欠損だと思って来院された方でも、精密に歯周組織検査をすると、他の歯にも歯周病が進んでいたり、噛み合わせ全体が崩れかけていたりすることがあります。歯周病は、インプラントを支える骨にも影響します。土台が弱っているところに1本だけ入れても、周囲の歯が次々に揺れてくれば、結局また治療を重ねることになりかねません。こうした場合こそ、1本分の費用を単純に足し算するのではなく、お口全体を一度きちんと診断し、必要ならオールオン4のような全顎的な選択肢とも比べていただきたいのです。フルアーチ(片顎すべて)を4本のインプラントで支えるオールオン4は、長期の追跡研究でも良好な結果が示されており[5]、複数の歯を一度に立て直したい方にとって現実的な選択肢になり得ます。
インプラントは外科処置を伴います。糖尿病のコントロール状況、服用しているお薬、血圧、骨に関わる病気の有無など、全身の状態は治療の可否や進め方に大きく関わります。とりわけ喫煙は、傷の治りや長期的な安定に影響することが知られています。私たちが問診で喫煙の有無を丁寧に伺うのは、けっして生活に口を出したいからではなく、あなたのインプラントを少しでも長く良い状態に保つための大事な情報だからです。持病がある方でも、かかりつけの医科と連携しながら進められることも多いので、まずは正直にお話しいただければと思います。
インプラントは入れて終わりではありません。天然の歯と同じように、いえ、ある意味それ以上に、日々のお手入れと定期的なプロのメンテナンスが長持ちの鍵になります。インプラント周囲炎という、歯周病に似た炎症が起きることがあり、これを防ぐには継続的な管理が欠かせません。単独歯のインプラント上部構造(かぶせ物)に関する研究でも、5年程度の経過で生物学的・技術的な合併症が一定の割合で起こることが報告されています[2]。だからこそ、通い続けられる距離か、定期的に時間を取れるかという「メンテナンスの続けやすさ」も、治療計画を立てるうえで正直にお聞きしています。オールオン4のように広い範囲を治す場合はなおさら、清掃のしやすさを考えた設計と、その後の管理体制がとても重要になります。
この5つ——骨の量と質、神経や上顎洞との位置、歯周病と噛み合わせ、全身状態と喫煙、そしてメンテナンスの続けやすさ。これらはCT撮影と各種検査があって初めて判断できるものです。ですから私たちは、費用の話をする前に、まず正確な診断をご一緒させてくださいとお願いしています。診断なしの金額は、あくまで「目安のさらに目安」でしかないのです。
「では実際に相談してみようかな」と思っていただけたら、当院での大まかな流れをご案内します。難しく身構える必要はありません。まずは今のお困りごとをお聞きするところから始まります。
最初は、どんなことに困っているか、どうなりたいかをゆっくりお聞きします。「奥歯が1本ないのが気になる」「入れ歯が合わなくて噛めない」「複数本ぐらついていて将来が不安」——どんな入り口でも構いません。当院ではインプラント相談を無料で承っています。この段階で、あなたのご希望が1本の治療で解決しそうなのか、それともお口全体を見直したほうがよさそうなのか、方向性をご一緒に整理していきます。
方向性が見えてきたら、精密検査を行います。お口の中の写真、お顔の写真にレントゲン、CT撮影を行います。また、3D的な診断の為にお口の模型をスキャナーを使用してスキャンしていきます。立体的な画像で、先ほどの5つのポイント——骨の量と質、神経や上顎洞との位置関係などを確認します。あわせて、より詳しく診るために模型検査や咬み合わせ診断を同時に行うことがあります。
検査結果をもとに、患者さんに一番最適な治療方法をご提案していきます。いくつかの治療方法の中から一緒に最適な方法を相談していきます。1本のインプラントで対応できる場合は、埋入手術(下部構造:ストローマン))と、かぶせ物(上部構造:ジルコニアクラウン)を合わせた、基本で385,000円(税抜)を一つの目安としてお伝えします。ただし、GBR・ソケットリフト・サイナスリフト・ベニアグラフト・静脈内鎮静法などの追加処置が必要な場合は、その分が加わります。
一方、複数の歯が失われている、入れ歯が安定しない、歯周病が広く進んでいる、噛み合わせが崩れている——こうしたケースでは、オールオン4という選択肢もあわせてご提示します。費用ページでは、税込表示でモニター価格(片顎275万円・上下500万円)や通常価格(片顎330万円・上下600万円)といったご案内もしています。税込の表記や、通常・モニターの区分が併存していますので、最新の総額は必ずご相談の場で確認してください。数字だけを見比べるのではなく、「あなたの場合はどちらが理にかなっているか」を一緒に考える時間を大切にしています。
ご納得いただけたら、治療計画を確定して進めていきます。私たちは、その日のうちに無理に契約を迫ることはしません。持ち帰ってご家族と相談していただいて構いませんし、疑問があれば何度でもお尋ねください。あなたが「これでいこう」と思えたタイミングで、はじめてスタートです。

A. 「何年くらい使えますか」とよく聞かれますが、正直にお答えすると、期間をお約束することはできません。ただ、10年という長期で追跡した研究をまとめた系統的レビューやメタ分析では、インプラントは高い生存率が報告されています[3]。単独歯を支える場合も、複数歯を連結して支える場合も、良好な成績が示されています[4]。大切なのは、定期的なメンテナンスを続けることと、歯周病や噛み合わせの管理を怠らないことです。逆に言えば、そこをきちんとしていただければ、長くお使いいただける可能性は十分にあると考えています。
A. 欠損が本当に1本だけで、周りの歯も骨も健康なら、1本の費用を基準に考えていただいて差し支えありません。ただ、複数本が失われていたり、残っている歯にも不安があったりする場合は、単純な掛け算だと実態と合わないことがあります。1本ずつ別々に治すより、オールオン4のように一括で設計したほうが、噛み合わせ全体の安定や清掃性の面で有利になることもあるからです。ですので、複数本が気になる方は、掛け算で見積もる前に、ぜひ全顎の診断とオールオン4との比較を受けてみてください。
A. いいえ、すべての方に適しているわけではありません。骨の状態、全身疾患、喫煙、そしてメンテナンスを続けられるかどうかなど、いくつもの条件を診断したうえで適応を判断します。フルアーチをインプラントで支える治療にはいくつかの設計方法があり、それぞれに向き・不向きがあることも系統的レビューで議論されています[6]。当院では、無理にオールオン4をおすすめすることはありません。あなたのお口にとって本当に妥当な選択肢かどうかを、正直にお話しします。
A. 痛みの感じ方には個人差がありますので「痛くない」と言い切ることはできませんが、局所麻酔をしっかり効かせて行いますし、ご希望や体の状態に応じて静脈内鎮静法を用いて、うとうとした状態で受けていただくこともできます。怖さや不安も大事な情報ですので、遠慮なくお聞かせください。少しでも安心して臨んでいただけるよう、進め方を一緒に相談します。
A. もちろんです。当院ではインプラント相談を無料で承っています。相談したからといって、その場で治療を決める必要はまったくありません。「まず話を聞いてみたい」「他院の見積もりと比べたい」という段階でも大歓迎です。
「インプラント 1本 費用」という疑問から出発して、ここまでお読みいただきありがとうございます。最後にお伝えしたいことをまとめます。
もし気になっているのが「1本だけ」で、周りの歯も骨も健康なら、1本のインプラント治療が妥当な選択肢になり得ます。当院では基本で385,000円(税込)を目安としつつ、診断次第で追加処置が加わることも正直にお伝えしています。
いっぽうで、複数の歯を失っている、入れ歯が安定しない、歯周病が進んでいる、噛み合わせが崩れている——こうしたお悩みがあるなら、1本分の費用をただ掛け算するのではなく、ぜひ一度、お口全体の診断とオールオン4との比較を受けてみてください。全体を見渡して計画したほうが、結果的に噛み合わせの安定や清掃のしやすさ、長期的な見通しの面で理にかなうことがあるからです。
そして、1本でもオールオン4でも、正確な診断が出発点です。CTによる骨量・骨質・神経や上顎洞との位置の確認、歯周組織検査、噛み合わせの評価、全身疾患のチェック、喫煙状況の確認、そしてメンテナンスを続けられるか——これらをそろえて、はじめてあなたに合った費用と計画が見えてきます。私たちは、数字を先に決めるのではなく、あなたのお口とお気持ちに寄り添って、一緒に最良の道を探していきたいと思っています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
「インプラントは、入れることがゴールではなく、その後もしっかり噛んで、長く快適に過ごしていただくためのスタートです」。そんな思いで、口腔外科・咬み合わせ・インプラントの各分野で研鑽を重ねてきました。1本の治療でも、オールオン4のような全顎的な治療でも、まずは正確な診断を大切にし、患者さんお一人おひとりに正直で分かりやすいご説明を心がけています。費用や治療内容に不安があるときこそ、遠慮なくお声がけください。
「矯正やインプラントを受けたいけれど、費用が気になって迷っている…」。
実は、こうした自費の治療費も 医療費控除 の対象になり、払いすぎた税金の一部が戻ってくることをご存じでしょうか。なるべくかんたんに仕組みをご紹介します。
1年間(1月〜12月)に、ご家族みんなで支払った医療費が 合計10万円 を超えたとき。その超えた分に応じて、納めた税金の一部が戻ってくる制度です。年に一度の確定申告で申請します。
・矯正やインプラントなどの自費治療も対象になります
・ご家族分をまとめて合算できます(ご本人・お子さん・ご両親など)
・通院のための交通費(電車・バス代など)も含められます
「保険がきかない治療は対象外」と思われがちですが、治療を目的としたものであれば自費診療も含められるのです。
たとえば1年間で、歯の治療に 50万円 かかったとします。ここから10万円を引いた 40万円 が、控除の対象になります。所得に応じて、数万円が戻ってくることも珍しくありません。
「思っていたより負担が軽くなった」と感じていただけるケースは少なくありません。
・「10万円」は目安です。所得が200万円未満の方は、その 5% が基準になります
・戻ってくる金額は所得によって変わるため、上の例はあくまで一例です
・詳しい要件は国税庁の案内をご確認いただくか、お住まいの地域の税務署・税理士にご相談ください
当院では、矯正・インプラント・オールオン4などの治療について、費用や医療費控除も含めて 無料でご相談 いただけます。「自分の場合はどれくらい戻るの?」といった疑問も、遠慮なくお尋ねください。おひとりおひとりに合わせて、納得のいく治療を一緒に考えていきます。

📍 まずは無料相談へお越しください
・オールオン4ってどんな治療なの?
・「うたた寝」しながらできるのって本当?
・見積もりだけでも欲しい
・歯がボロボロで、お口の中を見せるのが恥ずかしい…
・「歯周病があるから……」と諦めていた方の
気になることはすべて、無料相談でお話しください。
岐阜県でインプラント・オールオン4をお考えの方へ
当院では、可児市・美濃加茂市・加茂郡・御嵩町をはじめ、
多治見・中津川・恵那・郡上などの東濃・美濃地域、
さらに愛知・三重・滋賀・北陸地方からも多数ご来院いただいております。
随時、無料相談受付中です。
★★★2026.6月からモニター企画再開いたしました。★★★
電話予約▶︎0574-62-5698
お話しだけでも聞いてみたい!24時間受付可能web予約▶︎web予約はこちら▶️︎
遠くて行けない。概要だけでも聞いてみたい。Line相談▶︎ラインはこちら▶️︎
執筆・監修者
院長:医療法人AKATSUKI 理事長:柴田 暁晴
所属学会海外で研鑽をつんだドクターが対応
当院は国際的にインプラント・オールオン4治療で有名なDr.アレックスの元、Dr柴田、Dr近藤ともに世界レベルの歯科医療を学び、地元岐阜可児にてその技術を提供しています。
骨が少なくてインプラント治療を断られたり、入れ歯やブリッジを勧められるケースでも、ほぼ全てのケースでインプラント治療が可能です。
「難症例」であっても対応できる設備とチーム
しばた歯科可児おとなこども矯正では、一般的な矯正治療では対応が難しいとされる“難症例”にも、専門的な診断と高度な設備を活用して対応しています。
歯や顎の状態を精密に把握するために、3D画像診断が可能なCTや口腔内スキャナーを導入。治療前のシミュレーションを行うことで、より安全で的確な治療計画を立てることができます。
また、矯正・インプラント・口腔外科・補綴など、各分野に精通したドクターがチームを組み、複雑な症例にも連携して対応。お子さまから成人まで、他院で「難しい」と言われた症例でも、しばた歯科では最適な治療方法を提案いたします。

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